地震で揺れた心に寄り添う森林セラピーテクニック。~地震報道で疲れた心に~

阪神・淡路大震災被災者で森林セラピストの一福です。

2024年幕開けの元日から、能登で大きな地震がありました。被災された皆様にお見舞い申し上げます。そして、被災地域ではないけれど、以前大きな地震を経験した方々、フラッシュバックが起こっていませんか?不安になっていませんか?


この記事では、簡単な森林セラピーテクニックで落ち着く方法をご紹介します。無理して周りに合わせず、ご自分の心を守りましょう! この記事が、その一助となれば幸いです。

森林セラピーテクニック1~変わらない自然を見つめて、自分を取り戻す

私がセラピストの道に踏み込んだきっかけが、阪神淡路大震災でした。大きなショックを受ける中、眼に入る色はブルーシートの青のみ。それ以外はモノクロームでした。

当時、被害のひどかった地域を通って通勤していましたが、毎日のように通れる道は変わりました。地震から1か月ほどたったころ、代替バスまでの通路にお寺の中が指定されました。

お寺の屋根にもブルーシートがかかり、通路の舗装ブロックはぐちゃぐちゃ。躓かないように下を向いて歩いていたら、ふととてもいい匂いがしました。顔を上げるときれいに咲いた白梅が、まるで何事もなかったように凛とした姿で咲いていました。激変した中で変わらなかった自然。それまで泣けなかった私は一気に気が緩み、涙があふれてきたのを覚えています。

今、メディアのニュースやSNSで疲れている皆さん、それらを閉じて、近くの公園へお気に入りの木を探しに行きましょう!お気に入りがあれば、触るのはもちろん、しばらく寄りかかったりしてください。

森林セラピーテクニック2~自分の好きな自然の香りを嗅ぐ

阪神淡路大震災の大きな地震の後、白梅の香りで私は自分を取り戻しました。香りは脳にダイレクトに届くので、心身に刺激を与えやすいです。

家の中で精油を使い、自分の好きな精油の香りを嗅ぐだけでもよいのですが、公園や緑の多い場所でお気に入りの香りを嗅ぐと格段に落ち着きます。鼻からの嗅覚だけでなく、視覚・触覚・聴覚が「自然」を捕らえるので、五感が開きやすくなります。五感を開くことが森林セラピーの目的。五感を開いて人間本来の力を取り戻し、生きる力を取り戻します

落ち着くためにはゆっくり深呼吸して香りを嗅ぎましょう

お茶の葉でもOK

お気に入りの精油をバックに忍ばせ、公園に行きましょう。精油がなければ、料理に使う月桂樹の葉(ローリエ)やシナモンスティックでもOKです。何もなければ、ティーパックのお茶や紅茶でも。基本的なやり方は簡単、

  1. 木や緑を見ながらぼんやりリラックスできるところを探す。(シートを引いてもOK)
  2. 香りを自分のリズムでゆっくり深く嗅ぐ。

これだけです。
精油はティッシュに1滴落としてもOKですし、空けた蓋の匂いを嗅ぐだけでもOKです。ローリエやお茶の葉は少し揉んで香りを立てましょう。

森林セラピーテクニック3~自分の感情を開放する

tears on face of crop anonymous woman
Photo by Karolina Grabowska on Pexels.com

私は白梅の香りと姿を見て涙が溢れました。それは、地震から1か月後ぐらいでしたが、そこまで泣くことはできませんでした。あふれる涙もそのままに歩いていたら、周りの景色に少しずつ色が戻ってきたのです。

地震の後、ニュースやSNSで心が苦しかったり泣きたくなったりしたら、我慢せずに泣きましょう。泣きたいのに泣けない人は、泣けるようなドラマや映画を見て泣くのもいいです。「もっと大変な人がいるから」と感情を我慢しないでください。あなたの心もとても我慢しているのですから、

地震の報道で辛い時はTVやSNSを閉じて自然と向き合ってみましょう

地震の経験のある人は、どうしても地震の報道が気になり、自分が被災した時を重ねて被災した方々へ思いを寄せてしまいます。それはたぶん仕方のないこと。けれど、周りの人と合わせなくても大丈夫です。あなたの普通の生活をしてよいのです。自分の心が疲れてしまっては何もなりません。

家にいるとどうしても報道が目や耳に入ってくるのなら、思い切って外へ出ましょう。緑を見ながらぼんやりするのもよし、体を動かすのもよし。自分の平穏な日常に感謝しながら、自分の心を守りましょう。

この記事が疲れている人に届きますように。

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