綾町野首の森で健康的な旧暦森林セラピーを実施！

ど～も～！綾町森林セラピスト＆AEAJアロマセラピストの一福（いっぷく）です。

2023年10月23日（月）は旧暦の9月9日。おくんちとも呼ばれる重陽の節供でした。節供はもともと季節の変わり目に健康を祈って行われたもの。綾町の自然とともに歩む風土が旧暦にぴったりなのもあり、旧暦の七夕に続き、重陽の節供の森林セラピーを行いました。

前日も当日も晴れ渡り、気候もちょうどよいという森林セラピーではめったにない絶好のコンディション。森散策のほか、菊の節供らしいイベントも行い。雅な森林セラピーになりました。

旧暦重陽の節供森林セラピーを綾町野首の森で実施

綾町の野首の森で森林セラピーを行うときは、近くにある綾国際クラフトの城（綾城）で集合します。野首の森は、山城である綾城の堀の役目をしていたところに拡がっているのです。

集合後に今の感覚と血圧などをチェック。参加者の方は車を運転着てきたせいか、お二人とも高め。私も図ってみたら低めでした。

綾町の鎮守の社綾神社にお参り後、いつものように御神木からパワーをいただきます。「どうぞ寄っかかって！」とばかりにくぼみのあるクスノキ。森林セラピーにぴったりです。

皆さまにもパワーをおすそ分け。真っ青な空の下、葉がキラキラと光ってとても美しかったです。

綾競馬が近いため、馬事公苑近くはきれいに草刈りの整備がされていました。3日ほど雨も降っておらず、天候もよく、寝転ぶには絶好のコンディション！

短い時間ですが、ただ寝転んでもらいました。お二人ともとても気持ちがよかったようですが、「寝ているとなんだか腕がピリピリし始めた」という参加者さんがいらっしゃいました。気功の先生がよく「ピリピリ感じる」と言います。草や大地・太陽の気と日頃のストレスが入れ替わったのかもしれませんね。

森林セラピーは基本的にはのんびり杜をお散歩します。特に私が行う森林セラピーはすぐに休憩をします（笑）。野首の森へ降りて森の中で休憩。菊の節供メインイベントの一つ菊茶を飲みます。

漢方薬で売っている”菊花”は、解毒や美肌・眼精疲労を癒すなどの効能知られています。年とともに気になる部分ですから、若返りや長寿の願いにもがぴったり合ったのでしょう。さわやかな香りは体内で滞る気を動かすともいわれストレス解消にも。森の中でゆっくり飲むと効果がより感じられそうでした。

森林セラピーは基本、戸外へ出かけるため、天候に左右されやすいセラピーです。が、重陽の森林セラピーを行った日は、年に一度歩かないかの絶好の森林セラピー日和でした。2日ほど雨が降っておらず、当日の天気もよく、熱くも寒くもなく、そよ風。木々がキラキラと光ってとてもきれいでした。

足元のフカフカを楽しんだり、木々の間の光を感じたり、深呼吸をしたり…と森を楽しみながら、1時間半ほどのんびりと森を歩きました。

終了してから確認すると高かった血圧がちょうどよい感じに。低かった私の血圧はいい感じに上がっていました。

綾町の食材がぎっしり詰まったお弁当。竹の皮の容器に入ったお弁当は、森林セラピー用です。「いつもと同じよ！」と作ってくださる弥生解散は言いますが、今回は新ショウガの煮物が入っていました。

今回私が作っていったのが、キャベツの甘酢漬け。ハイビスカス・ローゼルの実を浸けた甘酢にキャベツと菊花をつけました。酸味と甘みの中にほんのりと苦みもあり好評でした。

重陽の節供には飾りとして茱萸嚢（しゅゆのう）が作られてきたそうです。本来は呉茱萸（ごしゅゆ）をメインに作りますが、今回は京都のお香屋さんのキットを使います。香り袋を作って、菊の花を飾れば茱萸嚢のできあがり。

ベースを私が作っている間に、一つ一つの香りをチェックしてワイワイ。たった２人なのに香りの感じ方が違って楽しかったです。ベースに自分の好きな香りを加え、オリジナルの香りを作ります。

魔よけの色ともいわれる赤の絹ちりめんの袋に綿と香り袋を詰め、菊を活ければ完成です。ほんのりと香るお香の香りが空気の浄化に一役買ってくれますように。

開始のときは少々疲れていても、終わるころには笑顔がでる森林セラピー。月１回の森林セラピーで免疫力がとても上がることが証明されていますが、日々の生活にエッセンスを入れられます。

参加した方にはそれぞれのお悩みに合わせてアドバイスをしています。綾町の身近な森で森林セラピーしてみませんか？