綾町おいしいもの探検隊、おなす大好き一福です。
そろそろ梅雨明けの7月上旬、綾町のほんものセンターはなす、ナス、茄子!の茄子パラダイス。茄子が大好きで色々食べてきた私でも、”お初です”と言うものがありワクワクです!
スーパーではあまり見かけない種類もあるので、特徴などまとめました。いろいろ食べてみた結果、食感が全然違って面白かったです。
綾手づくりほんものセンターは規格外のものが狙いめ!
綾町に来た人も綾町に住んでいる人も多く訪れる、綾町役場隣にある”綾手づくりほんものセンター”。自然生態系農業(有機農業)を進めるにあたって、家でできたものを売る場所として建てられました。
直売所なので、規格外の野菜もよく売っています。小さめの野菜は丸ごと調理ができるのでおすすめ。ナスの場合も漬物にするには、中長ナスの小さめのものがいいでしょう。なじみ深い中長ナスは皮も柔らかく、お漬物に向いています。
みやざきの伝統野菜、佐土原ナス
宮崎ではスーパーでも見かけるようになった佐土原ナス。以前は少し高かったのですが、最近は普通の中長ナスと同じ値段になってきました。大きめで、買うのをためらっている人もいるかもしれませんが、 火を通すと実がトロットロになるので、1本くらい楽に食べられます。
小さめのものがあれば、お漬物ができるのにと思うのですが、ほとんどが大きいです。
大きくて丸い米ナス”くろわしなす”
大きくて丸いフォルムと”くろわしなす”という名前から、お相撲さんを連想してしまいました。が、米ナスの品種だそうです。ならば、田楽かソテーかなと思って、輪切りにして油多めで焼きました。
焼いたら食感は柔らかですが、形は崩れません。ただ、大きな実を支えるヘタ近辺はかなり歯ごたえのある食感です。1つの実で食感の違いが楽しめるナスでした。
タキイ種苗開発の米ナス”くろわし”解説
米ナスと中長ナスの美味しい食べ方比較
茄子紺ではないナス!白ナスと青ナスは炒め物などに。
紫紺色ではないナスも数年前から綾手づくりほんものセンターで見かけます。ナスの紫紺はアントシアニンの色。夏の日差しの中で育つナスは、紫外線から種を守るため、皮を色濃くしました。でも、そのアントシアニンを含まない白ナスや青ナスは皮を厚めにして中身を守っています。そのため、皮が固めです。
以前、「麻婆茄子は青ナスで作る」と料理好きの友人に聞きました。白ナスも青ナスも、皮がしっかりしていて崩れにくく、噛み締めるタイプのナスです。火を通す天ぷらや炒め物におすすめ。
珍しいイタリアナスも発見!
綾町には農業を行うために移住をしてくる人が多いのですが、その方々から珍しい種類の野菜が拡がっていきます。
まんまるいフォルムがかわいいイタリア丸ナス
珍しいナスが並んでいました。まん丸のナスはイタリアのナスのようです!ググってみると、こちらも加熱して食べるとおいしいとか。ステーキみたいに焼いたり、皮を器にしてグラタンにしたり、ピザやパスタの具にしたりがおすすめ。
アートな斑入り ゼブラナス
ゼブラなすというイタリアなすも売っていました。こちらも白ナスと同じく、皮が固めとネットにあったので買ってみました。
切る時は一般的な中長ナスより少し力が必要です。実がしっかり詰まっている感じです。白ナスと一緒に豚肉と炒めてみましたが、ゼブラナスのほうが噛み応えのある食感!むっちゃしっかりしてる!
これは煮物にしても崩れなさそうです。ラタトゥユにはぴったりのナスだと感じました。
綾町の夏野菜で作ると素人でもラタトゥユは絶品に仕上がります。中長ナスだと煮崩れるので、今度はゼブラナスで作ってみたいと思います。
あなたの好みのナスはどれ?食べてみた結果!
今まで色々食べたナスを火を通した時の実が柔らかい順
- 佐土原ナス
- 中長ナス・長ナス(日本ナス)
- 米ナス(くろわしなす)
- 白ナス・青ナス
- ゼブラナス
佐土原ナスはとろとろに、ゼブラナスはキュッキュッとした食感になります。煮物や炒め煮には、白ナスやゼブラナスが向いているなと思いました。
夏の漬物は水ナスが絶品なのですが、まだほんものセンターでもあまり見かけません。小ぶりの中長ナスが中に種も少なくおすすめです。
夏の綾手づくりほんものセンターで、好みのナスを探してみましょう!
綾町の農家さんの作品が集まってくる綾手づくりほんものセンター。夏野菜が多いのは、夏の初めと終わりです。雨除けのビニールハウスの中は、盛夏になると殺人的な暑さになり作業ができないとか。
その中で路地育ちのナスは、夏の間も頑張ってくれます。もう少しすると長ーい長ナスも出現するでしょう。
夏のナスは、体を少し涼やかにしてくれるともいいます。いろいろなナスを食べ比べて、好みのナスで暑い夏を乗り切ってください!